3段階のゴールデンエイジ

▪️プレゴールデンエイジ (4~8歳)

プレゴールデンエイジと呼ばれる4~8歳頃は、脳内の神経回路が80%まで形成され、神経系の発達が最も活発な時期です。運動能力の土台は、この時期に形成されます。
プレゴールデンエイジ期は、バランス感覚や空間認識能力などが顕著に発達するのが特徴です。この時期の子どもの動作は全体的に粗いものの、小学校入学時期に差し掛かると次第に動きの緻密さが増し、より円滑に体をコントロールできるようになります。
多くの刺激を受けることで運動神経が向上するため、この時期にどのような環境で育つかが、将来の運動能力に影響を与えるといわれています。

▪️ゴールデンエイジ (9~12歳)

9~12歳頃には、神経系の発達がほぼ100%に達します。思い通りに体を操れるようになり、さまざまな動作や技術を短期間で吸収できることから、「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
ゴールデンエイジは、技術面とセンス面の両方で飛躍的な伸びが期待できる、人生でたった一度だけ訪れる重要な時期です。この段階でさまざまな身体活動を経験することは、運動能力の発展に大きく貢献します。
ただし、これらの年齢はあくまで目安に過ぎません。子どもの成長のペースには個人差があるため、目安となる年齢から前後することも十分に考えられます。

▪️ポストゴールデンエイジ (13~15歳)

13〜15歳のポストゴールデンエイジは、体が著しく発達する時期です。骨格や筋肉の急速な発達が見られ、筋力やスピード面でも著しく成長します。
神経系はすでに形成が完了しているため、新しい動きや複雑な技術を習得するのは比較的難しい時期です。これまでに培った運動スキルをさらに向上させ、より高度な技術や戦術を習得することが求められます。
また、論理的思考が発達する時期でもあるため、瞬時の状況判断力を養うことも可能です。この時期には専門的なトレーニングや戦術への理解を深めるとともに、メンタル面の成長を意識しながら競技に向き合うとよいでしょう。